Zabbixのユーザ認証をActive Directoryに設定する。

Zabbix v2.0.9のユーザ認証をActive Directoryを参照するように設定してみました。
(ついでに Zabbix administrators UserGroupに関してはローカルDBを参照するよう変更)

インストール構成

  • CentOS6.4
  • Zabbix 2.0.9
    • LDAPを使うのに php-ldapが必要になるので忘れずに

インストール手順

  1. 今回、LDAPを使用する管理者用のユーザグループを作ります。
    • Zabbix LDAP administrators
  2. 前述のユーザグループに属するユーザを作ります。
    • アカウント名はActive Directory登録されているもので、パスワードは適当に設定します(ADとは違う方がよいでしょう)

f:id:sinclains:20131111214902p:plain

  1. 先ほど登録したユーザでログインし直します
  2. 設定→認証から
    • デフォルトの認証: LDAP
    • LDAPホスト: ドメインコントローラのホスト名を入力します
    • ポート: 389(変更していなければ、デフォルト)
    • Base DN: dc=example, dc=local(今回はドメイン)
    • 検索の属性: sAMAccountName(Active Directoryでの uid相当)
    • Bind DN: domain\認証用アカウント
    • Bind password: 認証用アカウントのActive Directoryのパスワード
    • ログイン: ログインアカウントが指定されています(変更不可)
    • パスワード: Zabbixデータベース内のユーザアカウントのパスワードではなく、ADのパスワードを指定してください。

テストボタンをクリックしてADに認証されると成功です。

f:id:sinclains:20131111214857p:plain

ついでに

システムの認証方法をLDAPにすると、LDAPサーバが落ちた場合の認証が出来ないので
元々ある Zabbix administratorsは [Zabbixデータベース内のユーザー情報]を参照するように変更します。

  1. 管理→ユーザ
    • フロントエンドへのアクセスをクリックすると [Zabbixデータベース内のユーザー情報]に変更できます。

f:id:sinclains:20131111214905p:plain